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原爆/天皇 そして三島由紀夫と東大全共闘

芥正彦

原爆、天皇、三島由紀夫、東大全共闘。大袈裟な名前を四つほど出しました。それはもう、それがそれである、それでしかない、ということです。

なぜ原爆と天皇を一緒にするか。私たちは原爆とともに生まれ、瓦磯でオギャーといい、天皇が人間に過ぎないというような、平和憲法、日本国憲法ができた。そのとき三島由紀夫は 『仮面の告白』で、俺は生まれたときの記憶があるという捏造の眼差しの一点を設定することで、あの作品を成功させた。しかし、我々は捏造でなく、原爆の輝きによって、ありとあらゆる無根拠なオカルト的権力が消滅して、瓦磯が瓦磯である真実そのものの光を放ったところにオギャーと生まれてきた。その精神と眼差しの始まりを、二十歳になったんですから、自分の居場所で再現してみせるということで、我々は解放区をつくり、いかなる権力も介在できない空間を誕生させたわけです。





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森田潤 元旦に孤高のノイズ24時間耐久ライヴ・ストリーミング 森田潤 元旦に孤高のノイズ24時間耐久ライヴ・ストリーミング

かくて作品が生まれた…

市田良彦

この実験の結果は残しておくべきである。音と映像の記録とは別に、どのようにこれが作られ、聴かれたかを。以下は作家・森田潤と視聴者である私、二人の経験の付き合わせである。φononレーベルの諸作品を2年にわたって聴くなかで、いつかこんなことをやってみたいと思っていた。その機会が「森田潤24h」という異例の出来事-作品の出現に合わせて訪れたことを、まずは素直に喜びたい。終演直後の興奮と疲労の只中で話を聞くという特権を一視聴者に与えてくれた森田に、深く感謝したい。





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森田潤 元旦に孤高のノイズ24時間耐久ライヴ・ストリーミング

森田潤

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森田潤 元旦に孤高のノイズ24時間耐久ライヴ・ストリーミング

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森田潤24hに捧げる46小節

市田良彦

§1.
大作曲家ジャン=フィリップ・ラモーの甥は、ひょっとすると18世紀フランスに転生した森田潤その人だったのでないか。叔父と同じように音楽家であったものの、叔父ほどパッとせず、それどころか数々の奇矯な振る舞いにより、作品ではなく逸話を残した甥ラモーは、森田潤だったのでは?

§2.
私は聴いたことがない。浮浪者や泥棒たちと一緒くたに「一般施療院」という名の監獄に閉じ込められてもおかしくなかった、狂った音楽家ジャン=フランソワ・ラモーの「作品」を。それでも、彼の曲はまだはじまっていない「森田潤24h」のようだったろうと思いたくなる。甥ラモーが作品を残さなかったのは、その音楽もまた音を踏み外し、歪んだ引用に満ち溢れ、そこに「作曲家」の痕跡を認めることが困難であったからかもしれない、と。私はすでに彼らの音を「聴いて」いる。

§3.
ノイズ・ミュージックは、「作品の不在」としての狂気を地で行く。それはいつも「かつてなかった」と「まだない」の間に「ある」。だが「わしという人間がいなくなったら、あの人たち、どうするんでしょう。犬みたいに退屈しますよ」(ドゥニ・ディドロ『ラモーの甥』)。





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映画『三島由紀夫 vs 東大全共闘 50年目の真実』
芥正彦出演、2020年3月20日(金) 全国公開!
6月より上演再開!

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』 映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』
https://gaga.ne.jp/mishimatodai/

芥正彦が現代へ郵便する「60年代からの手紙」第二便

ホモフィクタス メタドラマ計画 3rd
NOISE OPERA II DEATH of OYDEPOS

『灰と、灰の灰』Ashes & Ash Ashes
 ─ 特別養護老人ホーム“アニメデスの園”の物語 ─

『灰と、灰の灰』作・演出・振付:芥 正彦 『灰と、灰の灰』作・演出・振付:芥 正彦

老いたる者に 祖国なし

これは、灰から灰へと自らの灰をさまよう老オイディプスの最期、現代のアポカリプス ── 世界の“灰”、ヒロシマの灰(物質の崩壊)からアウシュビッツの灰(新たな敬虔さ)へ、世界経済原理のカマドが排出する灰(貨幣)から、労働の灰(祈り)を経て、身体の灰(欲望)に達するグロテスクな現代の不条理劇 ── “貨幣の演劇”が世界演劇史上はじめてここに誕生しました。

これを今は亡き室伏鴻、古澤栲はじめ私と時同じく生き、すでに商品でなくされ“産業廃棄物”化しているすべての人々に捧げます。

「殲滅キャンプを前に詩を読むことほどグロテスクなことはない」
 ─ P・ツェラン

“主よ祈りなさい。
あなたの爪は私たちの肉に食い込み、
私たちの爪はあなたの肉に食い込んでいます。
主よ祈りなさい。
私たちひとりひとりの肉がもう
あなたの肉となっています。”

「私は生きるパンです。
私のパンはパンとセックスしてほらこんなにパンを増やす!
あなたはそのパンを食ってうんこにする単純機械なんですね。
だから複合出産機械である女性達に支配されつづけるんです」
『灰と、灰の灰』台本より

山崎春美による芥正彦『カスパー』評
「芥正彦はただものでは終わりそうにない」

図書新聞・第3355号

いま、演劇は間違いなく死にかけている。むろん幾たりかの優れた例外を除いてだが、ほとんど死に瀕している

──また、こと、これら肉体勝負にしか活路なき安国…じゃなかった暗黒演劇にあってみれば、いやさ、いま一歩踏み込んで言わせて貰えれば、この国に限ればすべての演劇が、おそろしく貧弱な、なけなしで単発の「気分」いじりにしか、関心なくやる気なく、それをヤれるだけの実力さえ備えていない

──臨終間近なこの国の文化には進化論も弁証法も効かない。可能性が唯一あるとすれば「天才」と「天然」、すなわち突然変異しかないと、かねがねから思ってはいた。

──あれから四十年。「ホモフィクタス・メタドラマ計画No.2」(知らなんだ)としてやってきた「六十年代からの手紙」シリーズである。──

となれば彼の「三島由紀夫vs.東大全共闘」からだと実に半世紀。こんなに真っ向勝負な直球が来るだなんて誰が想像しえたろうか──

ぼくがなにに興奮しているのか、確とおわかりだろうか。

もう長きにわたり低迷し 霧散し形骸のみと言われ、消滅寸前とされ、凋落の一途にあった「アングラ演劇」に「待った!」を掛け、原点から立ち上がったのがこの「ノイズオペラ『カスパー』」であり、まぐれ当たりした徒花などでは毛頭なかった──

その魅惑、手応え。まごうことなき「来るべき演劇」への予感を孕んでは、十二分に次回作を期待させると確信できるからこその、「号外記事」なのだ──『図書新聞』第3355号掲載 山崎春美 カスパー評より

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公演情報

【作/演出/振付】

芥 正彦

【音楽/ライブ演奏】

佐藤 薫+森田 潤
ラヂオ Ensembles アイーダ

【日程】

2019年10月9日(水)〜12日(土)(※12日公演は中止になりました)

【開演時間】

9日 19:00
10日 19:00
11日 19:00
12日 17:00(※12日公演は中止になりました)

※受付開始は開演の60分前。開場は30分前。

【会場】

VACANT
https://www.vacant.vc/

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-20-13

◉東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」5番出口より徒歩5分

◉JR山手線「原宿駅」竹下口より徒歩10分

【CAST】

光瀬指絵

山崎春美
杉田丈作

松下正巳
平井賢治

木部与巴仁
大西蘭子

田村泰二郎

中島晴矢
キヨスヨネスク
中村 瞳
久保和支

三坂知絵子(声)
小松 亨

新井 純
結城一糸

芥 正彦

※出演を予定しておりました不埒ライフは体調不良のため降板いたしました。

【料金|全席自由】

〈一般〉
前売 4,000円/当日 4,500円

〈U-25〉
前売 3,000円/当日 3,500円

〈70歳以上〉
前売 2,500円/当日 3,000円

※U-25、70歳以上は入場時要確認証提示

【ご予約・お問い合わせ】

■WEB予約フォーム
http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=1d34c73be5

■ホモフィクタス
homofictus2019@gmail.com
Tel: 03-5981-6544

■糸あやつり人形一糸座
info.isshiza@gmail.com
Tel: 042-201-5811

※チケットのご予約は上記WEBフォーム及び、メールまたはお電話で承ります。メールまたはお電話でご予約のお客様はご希望日時と枚数をご連絡ください。

【STAFF】

演出助手:小松 亨
照明:高良康成
音響:幸田和真
舞台監督:宮尾健治
写真:小野塚誠
記録:中村仁美
宣伝美術:グリフ(工藤規雄+渡辺佳奈子)
制作:くわはらよしこ
制作協力:高良日向子/結城民子
製作:萬代博実

【協力】

アルファエージェンシー/EP-4/糸あやつり人形一糸座/スイッチ総研/SLOGAN/φONON(フォノン)ウラン/ポスターハリス・カンパニー/渡邊未帆/シバイエンジン



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